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自己PRと自己アピールと日本と

日本の就職活動やビジネスでよく聞く自己PR自己アピールは和製英語というか、ちょっと気になる意味で使われている英語が含まれた日本語である。(日本語だけで表すと自己宣伝になると思う。)今日の記事では、言葉と意味を考えながら日本の社会とビジネス文化について語りたいと思う。

自己PRのPRは「public relations」のようだけど英語で自己PRの意味で使われる「self promotion」の方が相応しいと思う。なぜならば、日本のいわゆる自己PRは完全に一方的な宣伝みたいなものだからである。「Public relations」は大体「広報」という意味だけど「関係」である「relations」には双方向的な要素もあるはずだ。しかし日本語の「自己PR」という言葉は双方向的に使おうとすると不自然だ。

Self PR Self Promotion Public Relations

どうしてこうなった?外来語は、元の単語の全ての意味ではなくて使いたい意味・用途だけを導入することが多いと思う。そして日本にはいろんなところに上下関係というものが存在する。ほとんどの雑誌も、上下関係によって自由な記事を掲載できていないように思える。例えば、広告収入源となるメーカーの思い通りの内容となり、記者の本音はあまり見えてこない(欧米と比べれば)。こういう雰囲気だと、自己PRのRである「relations」の双方向的な要素は日本に必要なかったのかもしれない。しかし、ユーザが情報を発信するツイッター、ブログなどのソーシャルメディア(日本でCGMと呼ばれてきたもの)に目覚める日本は、従来の「一方的なPR」ではなく、「双方向的なPR」が必要だと僕は思う。皆さんは、どう思いますか?

自己アピールとか自己PRという言葉の代わりに、長所・特徴という日本語本来の言葉を使う方がいいと思う。自己アピールと自己PRは、糸井重里氏の「オトナ語の謎。」という本に出てきそうな日本語ではないだろうか。